相続した実家をリフォームするメリット・デメリットと費用相場
- 堀田紗江
- 2023年2月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年4月1日
こんにちは!熊本の中古住宅リフォーム専門店、ひまわり建設です☆
総務省統計局が5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」によると、平成30年に日本の空き家の数は、過去最高の848万9,000戸を記録したことが分かりました。
実家を相続したものの、住む予定がなく空き家として持て余している人も多いようです。そこで、検討したいのが、リフォームして快適な住まいに作り変えることです。
今回は、相続した中古住宅をリフォームするメリットとデメリット、費用や注意点について解説します。
相続した実家をリフォームするメリット

築古の場合、相続してもそのままでは住みにくいことがあります。リフォームをすれば快適な生活空間になりますが、それ以外にも以下のメリットが生まれます。
①売却するとき買い手が見つかりやすい
②戸建て賃貸物件として賃貸経営ができる
③建て替えに比べて費用を抑えられる
④地震などによる倒壊リスクを軽減できる
相続した実家をリフォームすることで、居住用としてだけでなく賃貸物件として収益を生み出すことができます。
相続した実家をリフォームするデメリット

しかし一方で、デメリットもあります。生じやすいデメリットは以下の2つ。
①間取りによっては自由に変更できないことがある
②賃貸・売却ではリフォームが逆効果になることがある
今の生活スタイルに合わせて間取りの変更を検討する人も多くいますが、構造によっては理想のリフォームができないケースもあります。また、増築したい場合でも、建ぺい率や容積率の制限により許可が下りないことも。
さらに戸建てのリフォーム費用を上乗せすることで、借り手・買い手がつきにくくなる可能性があります。借り手・買い手の好みに合わないリフォームだと、候補対象から外れてしまうでしょう。
相続した中古住宅のリフォーム費用相場

株式会社リクルート住まいカンパニーが2017年に実施した「大型リフォーム実施者調査」によると、戸建てのリフォーム費用の平均は621,9万円です。
なお、譲り受けた住宅のリフォーム費用は、平均で1,384,6万円。
築年数別では、10年未満で平均429,2万円、40年以上で平均934,1万円であるため、古い住宅になるほどリフォーム費用が高くなることが分かります。
ただし、この調査は、自分たちが住む住居のリフォームです。賃貸や売却を前提としたリフォームであれば、費用は安くなるでしょう。
事前によく計画を立ててからリフォームしよう!

先にも述べたとおり、相続した実家の活用方法は以下があります。
・自分たちが住む
・賃貸に出す
・売却する
よってリフォームを行う際は、それぞれの活用方法に沿って計画を立てる必要があります。
リフォーム後に後悔しないよう、まずはどのように活用するのか決めたうえで、専門家にアドバイスをもらいながら進めてゆくことをおすすめします!
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